用語集
ポートフォリオとは?副業初心者向けに作り方をやさしく解説
自分にできることを、言葉より先に見せてくれる1枚。それがポートフォリオです。
副業を始めようとすると、ポートフォリオを用意しましょう、という言葉に何度もぶつかります。でも何を入れればいいのか、まだ何の実績もない自分が出せるものなんてあるのか、そこで手が止まってしまう人は多いはずです。
ポートフォリオとは、自分がこれまで作ったものや、できることをまとめた作品集のことです。仕事を頼みたい人が、この人に任せて大丈夫かなと判断するための材料になります。
どんなものを入れるの
入れるのは、書いた文章、作った画像、整えた資料といった、自分の手から出てきたものです。実際の仕事で作ったものでなくても構いません。練習で書いたもの、自分でお題を決めて仕上げたものでも入れられます。
たとえば飲食店の求人なら、履歴書だけより、まかないを作ったときの写真が一枚あったほうが腕が伝わります。ポートフォリオはこの一枚にあたります。最初は数が少なくて大丈夫です。1つか2つから始める人もいます。題材に困ったら、公開情報を使って練習するやり方が役に立ちます。
なぜ必要なの
文章が得意ですと言葉で伝えるより、実際に書いたものを1つ見せたほうが早いからです。相手は中身を見て、頼むかどうかを決められます。作品が、あなたの代わりに説明してくれる、というイメージです。
これは初めての案件探しでとくに効いてきます。応募が並んだとき、見せられるものがある人と、言葉だけの人とでは、相手が受ける印象が変わります。最初の1件を取るための材料になるわけです。
どうやって作るの
特別なサイトは要りません。文書ファイル1枚に、作ったものと、そのとき何を意識したかを並べるだけでも形になります。何を意識したかという一言が、作業の理由を伝えてくれます。
構成の下書きはAIに資料の下書きを手伝ってもらうと進めやすくなります。ただし、並べる作品が自分の作ったものか、書いた説明が事実とずれていないかは、最後に自分で確かめます。ここを飛ばすと、見せた中身と本当の実力がずれて、後から困ります。
初心者がつまずきやすいところ
一番多いのは、量をそろえようとして手が止まることです。10個くらい並べないと見せられない、と思い込んでしまう。実際は、自信のあるものが1つか2つあれば十分に伝わります。数より、1つの作品にどれだけ説明を添えられるかのほうが効きます。
次に多いのが、上手に見せようとして話を盛ってしまうことです。手元では、まだやっていない作業を「できます」と書いてしまう。これをやると、いざ仕事を受けたときに自分の実力との差で苦しくなります。やったことだけを、やったとおりに書くほうが、結局あとが楽です。
作ったものの並べ方にも迷いやすい場面があります。新しい順に上から並べ、自信のあるものを先頭に持ってくる。これだけで、見る人はひと目で雰囲気をつかめます。ファイル名や見出しに何の作品かを短く書いておくと、相手が中身を探す手間も減ります。
少しずつ育てるもの
仕事を一度こなしたら、それも一行足しておきます。ポートフォリオは一度で完成させるものではなく、少しずつ足して育てていくものだと考えて大丈夫です。半年後に見返すと、入れたいものと外したいものが変わっているはずです。そのときに並べ替えれば、今の自分に合った一枚になります。